今年の夏の大本命!「竜とそばかすの姫」の魅力とポテンシャルを徹底考察!

©2021 スタジオ地図

みなさんこんにちは!タロイモです!
緊急事態宣言の発表で心配の声も多くあがった先週ですが、なんとか映画館の休業は回避。
さらに先々週洋画作品としてパンデミック後最高の数字を記録した「ゴジラvsコング」に続き、先週は「東京リベンジャーズ」が今年の邦画No.1の成績を残すなど、コロナを吹き飛ばす勢いで大ヒット作品が次々と生まれています。
そして今週からは夏休みシーズン大本命「竜とそばかすの姫」が公開に!
今週は大規模公開作も「竜とそばかすの姫」だけということで、今作について様々な点から徹底考察をして行きたいと思います。

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「竜とそばかすの姫」ってどんな作品?

まず「竜とそばかすの姫」の概要から。

今作は細田守菅率いる「スタジオ地図」6作目となる長編アニメーション作品。

全世界50億人が利用する超巨大仮想空間〈U〉を舞台にしたリアル×ファンタジー作品。
その仮想空間〈U〉のアバター〈As〉を通し世界的な歌姫「ベル」として名を馳せていく田舎の女子高校生「すず」が物語の主人公。物語はすずと「竜」と呼ばれる謎の存在との出会いをきっかけに進展して行きます。

「未来のミライ」に引き続き監督、脚本は細田守監督のみ。作画監督、CG監督なども今まで細田守作品を手がけて来たスタッフが手掛けます。

主人公すずの声を務めるのは中村佳穂。現在注目のシンガーソングライターです。
他にもYOASOBIの幾田りら、成田凌、玉城ティナ、染谷将太など豪華キャストが参加。
謎の竜役は佐藤健が演じていますが、こちらは7/6まで情報が伏せられていたこともあり大きな話題となりました。

『竜とそばかすの姫』予告1【2021年7月16日(金)公開】

細田守作品の歩み

細田守監督がまず注目を受けた作品は「時をかける少女」。わずか6館の劇場から瞬く間に口コミで評判が広がり、最終的には2.4億円を記録しました。その後続く「サマーウォーズ」も16.5億円と大ヒットを博し、細田守監督の名前は全国区に広がりました。

そして、「おおかみ子どもの雨と雪」は42.2億円を記録。当時、オリジナルアニメ長編作品としてはジブリ作品以外では初めての40億円突破作品となり、独特な世界観も人気を集め“細田守ブランド”が確立されました。

続く「バケモノの子」も58.5億円と、細田守監督のレコードを大幅に更新。当時「風立ちぬ」で引退を表明していた宮崎駿の次に日本のアニメーション大作を担う存在として注目され、ポスト宮崎などと取り上げられることも。

そして5作品目となる「未来のミライ」が公開に。しかし、この作品の独特な世界観や設定に賛否両論の声が広がりました。結果、興行収入は前作「バケモノの子」から半減し28.8億円に。当時私も劇場で鑑賞しましたが、あまり主人公にも感情移入できず突然のタイムスリップなど、自分の理解力が足りなかったから楽しめなかったかなというのが初見の印象でした。他の作品は独特な世界観ながらも、大衆的なわかりやすいストーリー展開で物語の起伏がはっきりとしていた印象です。

また、記録的大ヒットを博した「君の名は。」の新海誠監督の登場も大きかった気がします。ここで映像美×音楽の新たな方程式が生まれ、観客の需要にも変化が起きました。

ただその一方でジブリ作品以外で初めてアカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされるなど、世界的な飛躍を遂げた作品でもあります。

「未来のミライ」は細田守監督の“芸術性”が過去一凝縮された作品なのかもしれません。

そして、「未来のミライ」から3年。ついに最新作「竜とそばかすの姫」が公開となります。



「竜とそばかすの姫」は観客の求めるものになるのか?

先程言ったように「未来のミライ」は“芸術性”が強すぎたためにストーリーがやや非大衆向けになってしまった側面があります。

その点、今作の舞台は「サマーウォーズ」を彷彿とさせるインターネット世界、主人公は「時をかける少女」を彷彿とさせる女子高生となっており、過去作品と通ずる部分も。果たしてストーリーはわかりやすく完成度の高いものになっているのかが焦点となります。

細田守×ディズニー?

今作は随所にディズニー要素を取り入れているというのも、大きなポイントです。

まず最も大きなターニングポイントの1つは、「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」のキャラクターデザインを務めたジン・キムが参加している点。作中では主人公すずが扮する歌姫「ベル」のデザインを手がけていますが、どこかディズニーキャラクターの面影を感じる可愛らしいデザインとなっています。

次に気になる作品の中身ですが、メディア試写会の感想では「美女と野獣」というワードをよく見かける印象があります。
また、6日に行われた完成報告会見で細田守監督はこう発言していました。

今回は映画を作るうえで一番初めの発想が“インターネットの世界で『美女と野獣』をやったらどういうことになるか”というものでした。インターネットっていうのは二重性というか現実と虚構の部分を併せ持っていて、『美女と野獣』も二重性を持った作品ですよね。

シネマトゥデイ「細田守監督『竜とそばかすの姫』のモチーフは『美女と野獣』」より

コメントから推測するに、ストーリー展開は「美女と野獣」をベースに現代社会を落とし込んだストーリーになる可能性が高そうです。もしそうであれば、先程触れたストーリーについてもわかりやすさという点では心配なさそうです。
おそらく主人公すずのアバターネームである「ベル」も「美女と野獣」を意識したものになっているといって間違いなさそうです。
他にもディズニー版「美女と野獣」を彷彿とさせるダンスシーンなど積極的にオマージュを取り入れている印象です。

果たして細田守監督の描く「美女と野獣」はどのような化学反応を見せるのか劇場で鑑賞するのが楽しみになりますね。

細田守作品に吹く新たな風

先程触れた「新海誠作品」の大きな特徴である映像美×音楽の新たな方程式
今までの細田監督作品も映像美に関しては個人的に文句なしだと思いますが、なんと今作は細田守監督作品初となるIMAX版での上映も決定。
映像に関しても今まで以上に気合の入った作りに期待したいところです。

さらに今作はCMなどで全面的に「歌」を押し出しているというのがとても印象的です。
これも今までの細田守監督作品になかったポイントになります。

『竜とそばかすの姫』予告2【2021年7月16日(金)公開】

冒頭でも紹介しましたが、今回主役のすずの声優を務めるのは中村佳穂。音楽プロデューサーの蔦谷好位置や米津玄師などから絶賛されている注目のシンガーソングライターです。細田守監督とも数年前から親交があったという彼女ですが、声優初挑戦ながらオーディションに参加。しかし、その圧巻の歌声に満場一致ですず役に選ばれました
さらに楽曲提供を行ったのはKing Gnuの常田大希を筆頭とするmillennium parade
実力揃いの最強タッグが織りなす音楽は果たして作品にどのような化学反応をもたらすのかこちらも注目のポイントです。

millennium parade - U



夏休み興行を牽引する作品になり得るか

さて、ここまで作品の魅力に関するポイントをまとめてきましたが、やはりどれだけヒットするのかというのも興味深いポイントと言えるでしょう。

早速広告面興行面をそれぞれ整理してみます。

広告はバッチリ!

今作は東宝日本テレビの最強タッグで、大規模に様々な広告を打っており知名度の獲得は十分と言えそうです。

①3週連続の「細田守作品」金曜ロードショー放送

まず毎回定番となっている金曜ロードショーでの過去作放送。
さらに今回は前作「未来のミライ」公開時の2週間から3週間に拡大となっています。

7/2 おおかみこどもの雨と雪
7/9 バケモノの子
7/16 サマーウォーズ

となっており、やはり金曜のゴールデンタイムを3週連続ジャックできるという効果は絶大。
さらに日本テレビを中心に多くの番宣が組まれており、テレビ方面では視聴者にバッチリ宣伝が可能となっています。

②大企業とのタイアップ企画

前作に引き続きローソン・ドコモ・サントリー・JR・東京ドームシティなどに留まらず、新たにダイハツ・明治安田生命・Z会・よみうりランド・トヨタホームなどとのタイアップ企画も実施。
かなり力の入ったPRになっており、より多くの人にアプローチできる形となっています。

さらに今作は主題歌の存在が大きくなっており、CMを見た視聴者に対して印象に残りやすいフックとしての役割を担っています。ここが今までにない強みを活かしたPRになるのではないでしょうか。

もはや敵ナシ?コロナ禍で競合作品激減

「未来のミライ」がやや失敗してしまった背景には、2018年夏の公開当時邦画、洋画ともに強敵が多かったという点も挙げられます。
なんと2018年夏は「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命(93.0億円)」、「ジュラシック・ワールド 炎の王国(80.7億円)」、「インクレディブル・ファミリー(49.7億円)」、「ミッション:インポッシブル フォールアウト(47.2億円)」などが挙げられます。
これらの作品は全て「未来のミライ」と同時期に公開された作品です。

その点今年はコロナ禍という状況も相まって、ディズニー作品を始め夏休みシーズン中40億円以上が見込める大作は、先週公開した「東京リベンジャーズ」と「ワイルド・スピード ジェットブレイク」くらい。次点で「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」や「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」の20億円前後でしょうか。

つまり今年は競合相手が少なくしばらくはスクリーン数をある程度確保することが可能となっており、夏休み中は粘り強い興行展開に期待が出来そうです。



まとめ

「竜そば」魅力ポイント

「アナ雪」を手掛けた大物クリエイター参戦!
②現代版“美女と野獣”
③主題歌は注目のシンガーソングライター“中村佳穂”×常田大希率いる“millennium parade”の最強タッグ!

「竜そば」興行ポイント

①細田守監督作品最大規模!?多数のタイアップ企画!
②ライバルが少なく今年の夏の大本命に?

最後に興収予測!

最後に興収予測をして終わりたいと思います。

まず、今週200館以上で公開となる作品は「竜とそばかすの姫」のみとなっており、ほぼ敵なしの状態と言っていいでしょう。

さらに、Youtubeにて48時間限定公開となった冒頭映像は急上昇ランク4位に。
観客からの注目度も十分と言って問題なさそうに思えます。

これらを踏まえ、金土日の3日間OP成績で7〜8億円辺りのヒットとなるのではないかと予想しています。

最終的には60億円を越え「バケモノの子(58.5億円)」を越える成績を収めて欲しいところですが、ここは前作「未来のミライ(28.8億円)」の失敗も踏まえ取り敢えずは40億円と予想します。

ただし、今作は今まで予想した「シンエヴァ」や「コナン」のようなシリーズ作品に比べ予想が難しいというのが正直なところです。
今回に関しては予想と結果が大きく異なる可能性が高いのでご了承下さい。

とは言ってもやはり最終的な着地は作品の完成度や観客の満足度や口コミに比例する形になると思います。それを考えても作品の評価が出るまでは判断が難しいところです。

いかがでしたでしょうか?今週は「竜とそばかすの姫」について徹底考察を行いました!
来週は特に大規模公開作がないため、次回の映画特集は再来週投稿する予定です。

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