9月16日より「沈黙のパレード」が公開となります!
ガリレオシリーズの映像化は「真夏の方程式」以来9年ぶりとなっており、ファンからも期待の声が多く上がっている作品です!
こちらの記事では主に公開前の興行収入考察、そして興行収入の速報値(推定)更新を行なっていきます!
興行収入速報は初週のみ毎日更新を予定していますので、気になる方は要チェックです!
(速報値のみ見たい方は目次より5番までスキップ推奨です!)
秋興行最有力の作品!どこまでヒットするのか?

「ガリレオ」は東野圭吾原作の人気シリーズで、2007年にドラマ放送が開始したのち、2シーズンまで放送され、劇場版作品も2作品が大ヒットを収めました。なんと平均視聴率は約20%にまで上る大ブームとなり、特に福山雅治演じる主人公・湯川学の「実に面白い」というセリフはキャラクターを印象付けるセリフとして強く印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
そして今回公開される「沈黙のパレード」。原作自体も「禁断の魔術 ガリレオ8」以来6年ぶりとなる2018年に単行本が発売され、オリコン週間BOOKランキングでは初登場首位を記録しています。ファンの間では評価も非常に高い作品で、こちらのアンケート結果ではシリーズ10作品の中でも3番目に人気の高いエピソードとなっているようです。

ところで、夏休み興行も終わり映画業界は閑散期へと突入しましたが、今作「沈黙のパレード」はこの時期の公開作として一番有力な作品と言っても過言ではないでしょう。その主な理由として、前作は30億円越えのヒットを記録しており、東野圭吾原作という安心感もあることが挙げられます。そして、今年の秋は洋画作品のラインナップがほぼ無いこと、ある程度確実なヒットが望めるシリーズ系の作品もほぼないことから競合相手は極めて少ない可能性が高く、「ONE PIECE FILM RED」との一騎打ちがしばらくは繰り広げられると予想します。
あらすじ(※ネタバレ注意)

天才物理学者・湯川学の元に、警視庁捜査一課の刑事・内海薫が相談に訪れる。行方不明になっていた女子学生が、数年後に遺体となって発見された。内海によると容疑者は、湯川の親友でもある先輩刑事・草薙俊平がかつて担当した少女殺害事件で、完全黙秘をつらぬき、無罪となった男・蓮沼寛一。蓮沼は今回も同様に完全黙秘を遂行し、証拠不十分で釈放され、女子学生の住んでいた町に戻って来た。町全体を覆う憎悪の空気…。 そして、夏祭りのパレード当日、事件が起こる。蓮沼が殺された。女子学生を愛していた、家族、仲間、恋人…全員に動機があると同時に、全員にアリバイがあった。そして、全員が沈黙する。湯川、内海、草薙にまたもふりかかる、超難問…! 果たして、湯川は【沈黙】に隠された【真実】を解き明かせるのか…!?今秋、新たなる「ガリレオ」ミステリーが幕を開ける!このミステリー、実に面白い。
(公式サイトより引用)
ヒット分析
今までのシリーズ成績をおさらい!
テレビドラマシリーズから大きな人気を博し、劇場版シリーズもかなりの大ヒットを記録している「ガリレオ」シリーズ。
2008年には「容疑者Xの献身」、2013年には「真夏の方程式」が公開となりました。「沈黙のパレード」の成績を予想するうえで、参考としてこれらの作品の興行成績を見てみましょう。
作品 | 初動興収 | 最終興収 |
---|---|---|
「容疑者Xの献身」 | 5.4億円 | 49.2億円 |
「真夏の方程式」 | 4.6億円 | 33.1億円 |
どちらもOP成績は実写邦画作品として年間トップクラスの成績を叩き出しており、特に「容疑者Xの献身」については初動から約9倍となる最終興収を記録。かなり粘り強い興行展開であったことが読み取れます。その要因として「容疑者Xの献身」は原作者の東野圭吾が初めて直木賞を受賞した作品であり、自らが正統派ミステリーの最高傑作と評した自信の一作であるという点、ファンの間でも屈指の人気を誇っているという点が大きいでしょう。
「沈黙のパレード」も同様のヒットに期待したいところですが、前作からのブランクが9年とかなり空いている点を懸念されている方も多いと思います。ただし、ここまで好成績を収めている作品は一種のブランド力を持っているため、むしろ久しぶりのカムバックに興味を持つ方も多いのではと私は推測します。例えば「カイジ ファイナルゲーム」も前作から9年のブランクが空いていましたが、前作を大きく上回るシリーズ最高成績を記録しましたし、「るろうに剣心 最終章 The Final」も7年のブランクがあったものの、40億円越えのヒットを記録しています。
また、「沈黙のパレード」は原作ファンからの評価も高く、競合作品が少ないことからも30億円以上のヒットが期待できるのではないでしょうか。
公開環境
公開館数
「沈黙のパレ―ド」の公開館数は364館。
座席数は最近で言えば「ブレット・トレイン」よりやや多めといった数となっており、過去作並のヒットを記録するには十分な箱数が割り振られています。
競合作品
今週はもう1つ大規模公開される作品として「ヘルドッグス」があります。岡田准一主演のクライムアクションエンターテインメントとなっており、原田眞人監督×岡田准一主演映画としては「関ケ原(24.0億円)」「燃えよ剣(11.8億円)」などを参考にすると10億円付近のヒットを記録するポテンシャルは秘めていると見ていいでしょう。
そして既存作品としてやはり強力なのは「ONE PIECE FILM RED」。既に150億円に迫るヒットを記録しており、9月17日からは新たに入場特典が配布となります。激しい首位争いを繰り広げることはほぼ確実でしょう。
シルバーウィークで多くの動員数獲得に期待
今週末からはシルバーウィークに突入すると言うのも、かなりヒットに対しての追い風としてかなりの期待ができます。今週末、来週末に3連休があり、来週末は300館以上規模の作品もないことから多く数字を積む絶好の機会となります。
観客からの期待度は…?
過去の東野圭吾原作作品などと比較してどれほどの盛り上がりとなっているのか見てみましょう。
①Youtube再生数
まず、Youtubeの予告再生数を比較します。
「沈黙のパレード」…135万回
東野圭吾作品の中でも注目度はかなり高めのようです。また、9年ぶりの復活という点も話題性が生まれやすいと考えられます。
②ムビチケサイトの「みたい!数」
次はムビチケサイトの「みたい!」の数を見てみましょう。ムビチケサイトの「みたい!」はムビチケユーザーが作品ごとの「みたい!」というチェック項目にチェックを入れるもので、数多ければ多いほど作品に注目が集まっていることを表します。
「沈黙のパレード」…5934人
「マスカレード・ナイト(38.1億円)」…5069人
「コンフィデンスマンJP 英雄編(28.9億円)」…4412人
こちらは30億円以上並の作品とほぼ同等の数となっています。
まとめ+最終予想
ここでヒット分析の結果をまとめてみます。
・1作目は約50億、2作目は約30億
・9年ぶりだが、今作も30億円以上が狙える?
②公開環境
・公開館数はかなり大規模
・競合作品はワンピースが強敵
・シルバーウィークが追い風に?
③ファンの盛り上がりは…
・9年ぶりカムバックでYoutubeでの話題性は上々
・ムビチケでの登録数は30億~40億円の作品並
初動成績予測(4日間)
初動成績…7.5億円~8.5億円
最終成績予測
最終成績…35億円~40億円
興行収入速報(※推定値)
28億8100万円(11月5日現在)
Coming soon…
興行収入推移
公開日数 | 興行収入 |
---|---|
4日目 | 6億9578万円 |
10日目 | 14億3881万円 |
17日目 | 19億6138万円 |
25日目 | 23億8896万円 |
31日目 | 25億6815万円 |
38日目 | 27億1464万円 |
45日目 | 28億1496万円 |
Coming soon…
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