【興行収入速報】ジブリ新作「君たちはどう生きるか」の興行収入をどこよりも早くお届け!注目すべきポイント3選とは?

7月14日、ついに『君たちはどう生きるか』が公開!
宮﨑駿監督10年ぶりの作品ながら、作品の内容を一切解禁しない驚きの手法で注目を集めている今作。前代未聞のマーケティング戦術は果たして、鬼が出るか蛇が出るか…。

(C)2023 Studio Ghibli

こちらの記事では主に興行収入考察で注目すべきポイント3選、そして興行収入の速報値(推定)更新を行なっていきます!
興行収入速報は毎日更新を予定していますので、気になる方は要チェックです!

(速報値のみ見たい方は目次よりスキップ推奨です!)



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注目すべきポイント3選

①ジブリだからこそできる広告ゼロ手法

公開約1ヶ月を前にして、プロデューサーの鈴木敏夫氏から明かされた「広告ゼロ」の宣伝手法。

現在もなお大ヒットを記録している『THE FIRST SLAM DUNK』も事前情報をほとんど出さない手法が注目を集めました。

しかし、今作の特筆すべき点は製作委員会を組織していないということです。
製作委員会方式というのは多くの企業が作品に向けて出資をするシステムで、制作会社と配給会社を中心に広告代理店、出版社、テレビ局など大手企業が名を連ねます。
メリットとしては協力関係が強くなりスムーズに宣伝や製作を行える点、リスクの分散などが挙げられます。ただその一方で、企業ごとの意見がまとまらなかったり、制作の意向が十分に発揮できないといったデメリットもあります。

その点、今作はスタジオジブリの単独出資となっており、他の企業からの意見を気にする必要もないことから、広告ゼロという前代未聞の宣伝手法が実現した、というわけです。
それと同時にスタジオジブリは一作あたりにかける予算が高いことから、鈴木敏夫氏も「赤字になっても構わない。今回は本当の博打です。」と明かしています。

ただし、仮に今回の広告ゼロ手法が成功したとして、今後の映画業界において大きく変化を与えるかというとそれは難しいところ。
マーケティング戦略において基本とされる「認知→興味→比較・検討→購入」というプロセスですが、今作は圧倒的な知名度によりこの「認知」というステップをゴリ押しで突破できる可能性を持ち合わせています。
一方、今までの土台がないゼロベースの作品は、認知させないことには始まりません。また、予告編やCM広告などを打たないことは確実な機会損失に繋がるためデメリットの部分が大きいです。

そのため、今作が仮に成功したとしても、スタジオジブリの偉大さを裏付ける一例として「広告ゼロ手法」は語り継がれることになるでしょう。



②頭を悩ます映画館 公開後のPRは?

広告ゼロという宣伝手法はスタジオジブリにとって大きな博打ですが、その博打によって1番頭を悩ませることになったのは映画館でしょう。予告編もなければ、グッズの素材もチラシもない、という前代未聞の状況で観客にどう認知させ、どうアプローチしていくのか、まさに暗中模索といった形になりました。現状既に都心ではほぼ満席状態となっている今作ですが、映画関係者の話では「テレビCMを売っていたら、『ONE PIECE FILM RED』に匹敵するスタートになった」との声も。

SNSを使っている層は感想ツイートなどで作品内容については若干の情報は入るようになったものの、公式からは未だ主題歌の情報しか解禁されておらず、メディアの露出もまだ幅広い層へ認知させるには足りないレベルに感じます。

確かに、一切宣伝を行わないスタイルを通し、口コミだけでどこまで伸びるかという「社会実験」としては興味深い面もありますが、ビジネスとしては認知の行き届いてない層に対して機会損失となるのは、やはりもったいないと感じざるを得ません。

作品内にサプライズを用意する作品は起爆剤として、公開数週間後にその情報を解禁するといったプロモーションを取ることも多いですが、今作はどういった手法を取るのでしょうか。
その点、エンドクレジットには予告編制作という欄もありましたが、果たして?



③100億円超えはもはや通過点?

アニメ作品にとって、近年もはや珍しくなくなってきた100億円突破。しかし、コロナ禍以前ではジブリ作品と新海誠作品を除き、どの作品も超えられなかった壁でした。しかし、「鬼滅の刃」を封切りに、コロナ禍後だけで100億円突破作品は既に6作品。

また、宮﨑駿監督作品は『もののけ姫』から5作品連続で100億円をクリアしており、今作『君たちはどう生きるか』の成功失敗を議論する上で、100億円突破はやはり大きな指標となるでしょう。

公開年作品興行収入(億円)
1984『風の谷のナウシカ』22.1
1986『天空の城ラピュタ』11.6
1988『となりのトトロ』11.7
1989『魔女の宅急便』36.5
1992『紅の豚』47.6
1997『もののけ姫』201.8
2001『千と千尋の神隠し』316.8
2004『ハウルの動く城』196.0
2008『崖の上のポニョ』155.0
2013『風立ちぬ』120.2

監督の年齢的にも今作が集大成と言われることも多く、往年のキャリアを締め括る作品としてやはり超えておきたいラインではあります。



興行収入速報(※推定値)

66億6200万円(8月18日現在)

Coming soon…



興行収入推移

公開日数興行収入
4日目21億4931万円
10日目36億2001万円
17日目46億9331万円
24日目
31日目
38日目

Coming soon…



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