こんにちは!タロイモです。
こちらの記事では今週の映画ランキングの徹底分析、総評、来週のランキング予測などを行います!
気になっている作品のみ見たい場合は下の目次よりジャンプして頂けると幸いです!
今週のランキング
早速、今週のランキングですがこのようになっています。(※順番は動員数順です)
順位(先週) | 作品 | 土日興収(億円) | 累計興収(億円) | 公開週 |
---|---|---|---|---|
1(初) | 「名探偵コナン 緋色の弾丸」 | 16.09 | 22.18 | (1) |
2(1) | 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」 | 1.55 | 77.99 | (6) |
3(2) | 「劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班」 | 0.59 | 5.91 | (3) |
4(3) | 「モンスターハンター」 | 0.52 | 10.87 | (4) |
5(4) | 「鬼滅の刃 無限列車編」 | 0.37 | 397.23 | (27) |
6(5) | 「劇場版 奥様は、取り扱い注意」 | 0.30 | 10.70 | (5) |
7(6) | 「騙し絵の牙」 | 0.30 | 5.75 | (4) |
8(-) | 「ガールズ&パンツァー 最終章 第3話」 | 0.27 | 3.89 | (4) |
9(8) | 「花束みたいな恋をした」 | 0.27 | 36.76 | (12) |
10(7) | 「トムとジェリー」 | 0.22 | 7.39 | (5) |
「名探偵コナン」シリーズ最高の弾丸スタートに!

昨年の延期から2年ぶりの新作となった「名探偵コナン 緋色の弾丸」は「鬼滅の刃 無限列車編」に次ぐ歴代2位のOP興収で見事初登場首位に。
3日間の数字としては興行収入22億1813万800円、観客動員数は153万3054人というもの。どちらもシリーズ歴代最高を更新しています。
〈日本歴代OP興行収入〉
1位「鬼滅の刃 無限列車編」(2020年)
…46億2300万円
2位「名探偵コナン 緋色の弾丸」(2021年)
…22億1813万円
3位 「アナと雪の女王2」(2019年)
…19億3974万円
4位「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド」(2007年)
…19億3869万円
5位「名探偵コナン 紺青の拳」(2019年)
…18億8629万円
なんと上位5作品のうち2作品が「名探偵コナン」シリーズということになります。
そして4DXやIMAX、ドルビーシネマでは特典の配布もあったため、かなりの高稼動となっており、興行収入を底上げ。今後の日本アニメ作品は特別上映を前提とした作品作りが主流になるかもしれません。
通常であれば100億円を余裕で目指せるスタートですが、達成はコロナウイルス次第と言ったところになりそうです。
「鬼滅の刃 無限列車編」は特別上映駆け込みも!397億円到達!

こちらは1週間で1億223万円を積み上げ、累計は397億2293万円に。
400億円まで残り3億円となりました。23日より始まる丸の内ピカデリーでのドルビーシネマ上映も大人気とのことでまだまだ勢いは衰えていません。
特に「シンエヴァ」同様、「緋色の弾丸」の公開に合わせほとんどの劇場で特別上映が終了となったため、多くのファンが映画館に駆け込む形に。特に最終日の木曜日は順位が2位になるなど、未だに人気の高さが伺えます。
一部では煉獄さんの誕生日(5月10日)に400億円に到達すると綴った記事もありましたが、果たしてどうなるのでしょうか?
緊急事態宣言発令で映画館はどうなる?
今週、東京、大阪、兵庫、京都において緊急事態宣言発出の方向で政府が調整中との報道がありました。
そして、映画館には休業要請を出す案も出ているとのこと。なんと前回の緊急事態宣言とは違い、「20時までの営業」ではなく「完全閉鎖」となる可能性が出てきたことになります。
【“緊急事態宣言”発令で #映画館 にも休業要請?】
— 報道ステーション+土日ステ (@hst_tvasahi) April 21, 2021
映画監督 #西原孝至 氏
「映画館はクラスターが1件も出ていない」
「なぜ人が集まるという理由だけで #休業要請 なのか」
映画プロデューサー #小林三四郎 氏
「これ以上の要請、強い措置が出るのであれば補償が必要」#SaveTheCinema#報ステ
このツイートでは映画館は換気がしっかり行われているなど劇場内での感染リスクはかなり抑えられているということが訴えられていますが、今回は「クラスターの抑止」ではなく、映画館に行くことから派生する「人の流入」を防ぐための策ということで、致し方ない決定と言えるでしょう。
しかし、映画館はGWに閉鎖となるとその影響はかなり大きく、2019年を例に取るとGWシーズンの興行収入だけでも約50億円ほどの損益が予想されます。さらにフードやグッズ販売も含めるとさらなる損益に。特にミニシアターでは、休業となると経営が立ち行かなくなる恐れもがあります。
そして、GWが無くなるとなると(全国ではありませんが)大ヒット作である「コナン」「シンエヴァ」の100億円、「鬼滅の刃」の400億円も達成はかなり厳しいものになるでしょう。
詳しい発表は政府の発表を待つしかなさそうです。
さらに「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」は公開前日に公開延期を発表。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、2021年4月23日(金)より公開を予定しておりました『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』の公開延期を決定致しました。
— クレヨンしんちゃん【公式】 (@crayon_official) April 22, 2021
今後の公開予定は決定次第、公式HPにてお知らせ致します。
詳細は下記よりご確認下さい。https://t.co/rtRYKqhmJL pic.twitter.com/QQJy0GcqIR
公開直前に延期を発表した作品は少なくありませんが、全国規模の作品としては「Fate/stay night[HF]第三章」の2日前が一番最短でした。それを踏まえても今回の土壇場の決定は、配給側も突然の緊急事態宣言にかなり切羽詰まっている状態だということがわかります。
同日公開予定だった「るろうに剣心 最終章 The Final」は予定通り公開とのことですが、こちらの成績によっては今後他の作品も公開延期となる可能性は大きくありそうです。
一応ですが、近日公開予定の作品リストを載せておきます。
〈4月29日〉
「アーヤと魔女」
「映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット」
「魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー」
〈5月7日〉
「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」
「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」
〈5月8日〉
「劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram」
〈5月14日〉
「ゴジラvsコング」
(※赤色は「クレヨンしんちゃん」と同じ東宝配給作品)
次週ランクイン期待作
るろうに剣心 最終章 The Final

2012年目に1作目が公開され、全3作品の興収は125億円を越える大ヒットシリーズの6年ぶりの続編。
最終章となる今作は2部作構成となっており、後編となる「The Biginning」は6月4日の公開予定となっています。
タイトル通り原作の最終章でもあった「人誅編」をベースにした物語で、主人公剣心(佐藤健)の強大な敵として雪代縁(新田真剣佑)が登場します。
前編、後編合わせて総制作費は50億円を越えており、グッズ販売など含め制作費回収には100億円が必要になる(興行収入は劇場、配給にそれぞれ50%入ります)ため、かなり製作側の意気込みを感じられる作品となっています。
BanG Dream! Episode of Roselia Ⅰ : 約束

人気ゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」のアニメ劇場版作品。
多くのバンドが登場する「バンドリ」ですが、今作はその中でも最も人気を誇る「Roselia」に焦点を当てた作品となっています。
こちらも2部作構成となっており、後編は6月25日公開予定です。
「バンドリ」シリーズとしては、2019年に公開された「BanG Dream! FILM LIVE」は惜しくも圏外スタートでしたが、土日興収は4000万円ほどの成績を上げており、今週のランキングでは5位に相当する成績でした。そのため、例年に比べ低水準な今年であれば上位ランクインも狙える可能性は大いにあります。
来週の映画ランキング予測
最後に来週の映画ランキングを予想します!
(※個人的な予想ですのでご了承下さい。)
②「名探偵コナン 緋色の弾丸」(↓)
③「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(↓)
④「BanG Dream! Episode of Roselia Ⅰ : 約束」(初登場)
⑤「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」(↓)
⑥「モンスターハンター」(↓)
⑦「鬼滅の刃 無限列車編」(↓)
⑧「劇場版 奥様は、取り扱い注意」(↓)
⑨「騙し絵の牙」(↓)
⑩「花束みたいな恋をした」(↓)
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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