お久しぶりです!タロイモです!
皆さんは楽しい映画ライフを送っていらっしゃいますでしょうか?
私は「竜とそばかすの姫」を観に行きましたが、やはり私は歌に心を打たれました…映画館の音響を最大限活かした歌唱シーンだけでも見る価値アリです!
さて本題になりますが、今年の夏興行も本番に差し掛かりヒット作も次々と誕生しています!
しかし、今週はその中でも大作が多くかなりの大一番に…!
そこで今回は今週公開する作品の紹介と興行面の解説をして行きたいと思います!
果たして今週を制する作品は一体何になるのか…!?
「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールドヒーローズ ミッション」

©堀越耕平/集英社
週間少年ジャンプ連載中の人気漫画「僕のヒーローアカデミア」の劇場版第3作目。
今までは日本が舞台となっていましたが、なんと今回の舞台は全世界に!今回のヴィランは人類の救済を目的とする謎の集団「ヒューマライズ」。彼らから引き起こされる世界中の混乱を前に、デクたちヒーローは世界を救うことができるのか…?
勢い十分のジャンプ作品!今までの成績は?
日本歴代1位の興行収入を記録した「鬼滅の刃 無限列車編」、今冬注目度MAXの「呪術廻戦0」など、近年凄まじい勢いで人気を集めている「週間少年ジャンプ」作品。
そしてさらに今作「僕のヒーローアカデミア」もジャンプの中でかなりの人気を集めている作品です。
早速ですがここで過去作の数字を見てみましょう。
「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜(2018年)」
…17.2億円
【2作目】
「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング(2019年)」
…17.9億円
どちらもアニメ劇場版作品としては申し分ないヒットを記録しています。
しかし、個人的に今作はこれらを大きく上回るヒットを記録するのではと予想します!
その理由大きく3つです!
①凄まじい伸びを見せている発行部数!
1巻辺り10万部売れていればヒットと言われる漫画の発行部数ですが「ヒロアカ」はその数字を大きく上回る大人気作品となっています。
今までの発行部数を見てみましょう。
2019年12月…2500万部(25巻まで)
2021年4月…5000万部(30巻まで)
なんと2作目公開時点から現在までで発行部数はなんと2倍に!
当初から十分大人気の作品ではありますが、人気は止まるところを知らず、現在も凄まじい成長を続けています!

ジャンプ本誌も今大盛り上がりですよね!私は梅雨ちゃん推しです。
さらに現在アニメ5期が放送されている今シリーズですが、日本テレビの土曜夕方枠ということもあり子供ファンの獲得にも繋がっているでしょう。また、Netflixの総合TOPでは常に上位となっていることからも人気の高さが伺えます。
②配給の期待度高⁉特典の配布数が大幅増加!
前作同様、今作も入場者特典として限定小冊子がプレゼントとなります!
そこで今回注目したのは入場特典の配布数です!
なんと今回は入場特典の配布数が100万→150万となっています。
前作、前々作は100万でしたので今回は配給側からも期待の高さが伺えます。
いよいよ明日8/6(金)公開 #ヒロアカ 映画 『#ワールドヒーローズミッション』の入場者プレゼントの限定コミックス「Vol. World Heroes」が到着!
— 僕のヒーローアカデミア "ヒロアカ"アニメ公式 (@heroaca_anime) August 5, 2021
当初全国100万名様限定でしたが、1人でも多くの方の手に渡るよう50万部増刷で計150万部に! ぜひゲットして、映画ご鑑賞の後にお楽しみください!#heroaca_a pic.twitter.com/uy8Dg0YN0N
③初めての「金ロー」放送で、新規ファン獲得のチャンス!
なんと今作は金曜ロードショーにて劇場版第1作目「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜」が地上波放送となります。
今作はアニメ本編とは直接的な繋がりのないオリジナルストーリーなので、「ヒロアカ」を初めて見る方でもオススメの作品です。日本テレビ側も同様の宣伝フレーズでCMを放映しています。やはり、今作の今までとの1番大きな違いはこの「金ロー枠」で新規ファンを獲得できる点にあると言えるでしょう。
🦸♀️最新作公開記念🦸♂️#僕のヒーローアカデミア
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 3, 2021
THE MOVIE~2人の英雄~
💪金曜よる9時💪
世界累計5000万部を突破する
大人気コミックの劇場版第1作‼️
堀越耕平先生の総監修によるオリジナルストーリー
社会と人々を守るヒーローを目指すデクとクラスメイトたちの“空白の夏休み”のエピソード#ヒロアカ pic.twitter.com/349iHWwWGm
興行収入の見込みは?
最終的に個人的な予想です!おそらく20億円を越えシリーズ歴代最高のヒットを記録するのはほぼ確実と言えそうです。最終的には30億円越えの可能性も全然あり得ると踏んでいます。
「ワイルド・スピード ジェットブレイク」

大人気カーアクション超大作「ワイルド・スピード」シリーズ第9作目。
今作は「TOKYO DRIFT」から「EURO MISSION」までメガホンを務めたジャスティン・リンが監督に復帰!お馴染みのファミリーに加え、今作はハンがカムバックするということも大きな話題となりました。

ハンは今作で柿の種を食べているシーンがあるらしいのでそこに大注目!
ストーリーはややネタバレを含むので伏せておきます。気になる方は公式サイト(コチラ)をご覧ください。
全世界大ヒット!果たして日本では?
全世界では既に封切りとなっており、コロナ禍後初の全世界6億ドル(660億円)越えを記録する大ヒットとなりました。
日本でも映画業界は再び盛り上がりを見せていますが、洋画作品に関しては20億円以上を飛ばす大ヒットがコロナ禍後まだ誕生していません。
そういった意味でも「ワイルド・スピード」シリーズが洋画作品に追い風を吹かせて欲しいところではあります。
まずこれまでのシリーズの興行収入をおさらいしてみましょう。
作品 | 興行収入(億円) |
---|---|
『ワイルド・スピード』(2001年) | 4.5 |
『ワイルド・スピードX2』(2003年) | 7.0 |
『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006年) | 10.0 |
『ワイルド・スピード MAX』(2009年) | 9.5 |
『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2011年) | 14.4 |
『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013年) | 20.2 |
『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015年) | 35.4 |
『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017年) | 40.5 |
『ワイルド・スピード スーパーコンボ』(2019年) | 30.6 |
初期は10億円にも届かないシリーズでしたが、地続きの続編シリーズとなる4作目の「MAX」から徐々に数字を伸ばし「ICE BREAK」は40億円を越える大ヒットを記録しました。これは2017年に公開された実写洋画でも5位の記録です。
また、「スーパーコンボ」もスピンオフながら30億円越えの大ヒットとなり、「ワイルド・スピード」シリーズは日本でも大ヒットシリーズ作品として確実に定着してきています。
そして今作「ジェットブレイク」ですが、不安な点もあります。
それはホブス役のドウェイン・ジョンソン、ショウ役のジェイソン・スティサムが不在と言う点になります。どちらも主演級の人気の高さがあり、多くのファンを集めた「SKY MISSION」から「スーパーコンボ」まで登場していたのでややその点やや寂しさはあるかもしれません。
一方で、今作は新たに主人公ドミニクの弟役でジョン・シナが参加しています。
しかし、ド派手なアクションは今作も健在で総製作費は200億円を越え、さらに今回は「ロケットエンジン」を付けて空を飛ぶ車も…!?
また、IMAXでは「ジュラシックワールド3」の予告編が鑑賞できるようです…気になる方は要チェック!
興行収入の見込みは?
やはりスピンオフの「スーパーコンボ」の30.7億円は越えたいところです。まずは35億円辺りが目標でしょうか。「ICE BREAK」越えのシリーズ最高記録を達成したいところではありますが、それは口コミや評価次第になりそうです。
「キネマの神様」

松竹映画100周年を記念した「男はつらいよ」「家族はつらいよ」などの山田洋次監督作品。山田マハの人気小説「キネマの神様」が原作となっている人間ドラマ作品となっています。
ギャンブル漬けで親からも見放されたゴウ(菅田将暉)は映画監督を夢見て奮闘し、ついに初監督作品「キネマの神様」の撮影を開始するも、初日で大ケガを負い挫折。そして作品は幻に終わる。しかしその半世紀後「キネマの神様」の脚本に再会したゴウ(沢田研二)。そこかた再び夢が動き始める。
松竹100周年記念に相応しい豪華スタッフ!
今年で90歳を迎える山田洋次監督。「男はつらいよ お帰り 寅さん」以来1年半ぶりの新作となります。新人監督並みのペースで作品を公開しており、実際今後の人生についてインタビューされた際も「米国にはクリント・イーストウッド(山田洋次監督の1歳年上)という人がいるから、頑張ろうと思っています。」と答えるなどまだまだ現役をアピールしていました。

クリント・イーストウッドもほぼ毎年新作出してるのすごいですよね。
個人的には「アメリカンスナイパー」「グラントリノ」オススメです。
今作の話題に戻りますが、今作はなんと言っても松竹100周年作品に相応しい豪華キャスティング。主演のゴウの若い頃を菅田将暉、現代のゴウを沢田研二が演じます。現代のゴウは元々志村けんが演じる予定でしたが、新型コロナ肺炎で亡くなってしまったため代役で沢田研二が出演するという形になっています。他にも永野芽郁、野田洋次郎(RADWIMPS)、北川景子、寺島しのぶ、小林稔侍、宮本信子などが出演しています。
興行収入の見込みは?
老年代を中心に「家族はつらいよ(13.8億円)」と同等の10億円辺りのヒットとなるのではないかと予想しています。コロナ禍後の菅田将暉主演作は軒並み15億円以上のヒットを飛ばしていることからも、どれだけのヒットとなるのか注目です。
「映画 太陽の子」

「太陽の子」フィルムパートナーズ
現在NHKで放送されている大河ドラマ「青天を衝け」の監督も務めている黒崎博監督作品。
日本の原爆開発を舞台に、原子核爆弾の研究を行う“石村修(柳楽優弥)”、その幼馴染の“朝倉世津(有村架純)”、修の弟“裕之(三浦春馬)”の3人が苦しい時代の中駆け抜けた葛藤の日々が描かれます。
主演キャストは、柳楽優弥、有村架純、そして7月18日に一周忌を迎えた三浦春馬。三浦春馬としてはこの作品が遺作となります。さらに國村隼、田中裕子、イッセー尾形、山本晋也など豪華俳優陣が脇を堅めます。

主題歌は福山雅治ですよ!
数多くのハリウッドスタッフが参加!
しかし、今作はその他の邦画作品とは一味違う点があります。それは、スタッフにハリウッド出身スタッフを多く起用しているという点です。
音楽は「リミットレス」「パーティで女の子に話しかけるには」のニコ・マーリー。
サウンドデザインには「アイアンマン2」「ハリーポッターと死の秘宝 Part2」などの人気作を務め、「アリー/スター誕生」でアカデミー賞主題歌賞を受賞したマット・ヴォウレス。
さらにアインシュタインの声役には「アルマゲドン」「ジョンウィック チャプター2」のピーター・ストーメアが出演。
このようにハリウッド出身の名スタッフが多く名を連ねています。
その点も戦時中を描く邦画作品とどのようなシナジーを生み出すのか注目です。
興行収入の見込みは?
個人的には10億円を目指すポテンシャルは十分に持っていると思いますが、今週は強敵がかなり多い超激戦区。今週の成績だけでなく口コミなどでどこまで踏ん張れるかで最終成績が見えてきそうです。まずは7~8億円辺りが目標です。
おわりに
さていかがでしたでしょうか!やはり夏は公開作品が多くて追えきれませんね💦
果たして今週はどの作品がトップに輝くのかもとても楽しみです!
最後までご覧頂きありがとうございました!
来週も更新しますのでよろしくお願いします!
コメント